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1マイルの価値

All About の 鳥海 高太朗 ガイドの記事(掲載日:2003.09.30)によると、

  1マイル = 2円

だそうだ。まぁ、それは目安で、価値は人によるよねってなノリだけども…。

他のHPでも同じように書かれていることが多い。

 

実際のところ、どうなんだろうか?

 

単純比較

 

ポイント交換のように使う場合、以下のように価値が異なります(2009年)。

 12,000マイル=18,000円(\1.50/mile) eクーポン
 12,000マイル=15,000円(\1.25/mile) ANAマイルVacation(ツアー)
 12,000マイル=15,000円(\1.25/mile) ANAご利用券(クーポン)
 10,000マイル=10,000円(\1.00/mile) ANAショッピングポイント

 10,000マイル≧  5,000円(\0.50/mile) 電子マネー「Edy」

 

ここでは最高でも 1マイル=1.5円 ですね。2円にならんじゃないか!

 

特典航空券と交換する場合、航空券の時価(必要金額)と必要マイル数との関係で価値が異なります。

 

と言われていますが、自分でも試しに「無料特典航空券」と「有料航空券」とを、各クラス別(エコノミー、ビジネス、ファースト)に以下の条件で比較してみました。

・調査日  2009.05.15(金)

・旅程   2009.05.23(土)成田出発-同26(火)帰着

・行き先  米国 (JFK,IAD,ORD,LAX,SFO,HNL)…Rシーズン

      欧州 (FRA,CDG,LHR)       …Rシーズン

      東南アジア (BKK,SIN,SGN)    …Lシーズン

・比較法  必要金額 ÷ 必要マイル数

 

1マイルの価値は以下のようになりました。

  エコノミー(スーパーエコ割) 1.1 ~   2.0

  ビジネス (ビジ割)    5.5 ~ 10.0

  ファースト(普通運賃)   9.2 ~ 18.6

 

ビジネス,ファーストの内で、より価値が高いのはNY,DC,シカゴ,欧州ということが分かりました。また、実際に飛べなければ、マイルの価値はグーンと下がってしまうということも確認できました(せいぜい1.5円)。

※ 飛べても価値が低い場合があることに注意。

 

ここでは、1マイル = 1.1 ~ 18.6円 となります。

 

なるべくならマイル単価5円以上のビジネスクラス、10円以上のファーストクラスで無料特典航空券をゲットしたいところですね。

 

 

他の使い方をする場合はどうでしょう?

・「無料特典航空券+現地参加プラン」と「パッケージツアー」との比較

・「無料特典航空券」と「UG可能な有料航空券+マイルUG」との比較

・ …

以上のような場合における「必要金額」と「必要マイル数」との単純比較であればマイル単価を算出することができます。

 

パッケージツアーのパンフを見ると0.5円を下回ることは無さそうだし、ツアーにしても18.6円を超えることはないだろうから、実際には算出しませんでした。

 

また、エコノミー(エコ割スタンダード)→ビジネス,ビジネス→ファーストの各UGで機械的にマイル単価を計算してみると、1マイル = 2.4~7.7円 となりました。

なお、E-B差額は、エコ割スタンダードとスーパーエコ割との差額、

   B-F差額は、ビジ割とファーストクラス普通運賃との差額です。

ビジ割はUGできんのかな? ビジネスクラス公示割引運賃(C/D/J/Z)に該当していればOKなんだけど。

じゃぁ、最大幅としては以下のようになりますね。

  1マイル = 0.5 ~ 18.6円

 

#ANAセレクションや他所のポイントと交換する際は、

 0.5円を下回らない使い方をしましょう。

 

こういうのが1マイルの価値です。見かけの価値

 


私 みふお は先般(2009年春)1マイル=6.5円として使うことに成功。
ビジネスクラスの特典航空券2人分でヨーロッパに行ってきました。

 

2人で17万マイルでしたが、その17万マイルを獲得するために幾ら

払ったか総決済額は分かりません(ポイントプレゼントもあったし…)。

 

もう少し考えてみよう

 

見かけの価値を算出するにあたっては、知らない間に幾つかの条件を読み込んでいました。例えば、

・行きたいところを欧米、東南アジアの一部を中心に考えている。

・ファーストクラス特典航空券に交換できるほど貯まっている。

・そういう特典航空券であっても自分の思ったとおり交換できる。

・有効期限を気にしていない。

・有料フライトであっても、そのフライトで貯まるマイルは無視している。

などです。

 

しかし実際は、なかなか貯まらないし、特典航空券に交換できないことも多い。また、マイルには使うのには有効期限があり、貯まった月から最大で36ヶ月です。

なので、もう少し現実的な線でマイルを実際に使ってみることを考えてみます。

 

例1-出張の場合

 

出張先での仕事の進捗や突発的に発生する仕事に対して予定がコロコロ変わる虞があります。場合によっては、何日か帰ってこられなくなるかも知れませんし、他へ飛ぶことになるかも知れません。このように、流動性リスクも取らなければなりませんから、特典航空券では対応できませんね。

 

次に、流動性リスクを取らない出張の形態もあるかも知れません。そういう場合に「自分のマイルを特典航空券に交換して現地まで出張し、航空券代は会社からもらう」ってなことができれば、こんなに魅力的なことはないでしょう!ですが、多くの場合できないでしょうね。領収書が必要だからです(会社によって違いがあるかもですが)。

尤も、見かけの価値がお得なファーストクラスで出張を認めている会社はありませんよね? ウチの会社はビジネスクラスでもダメです。

 

更に、そういう使い方をするのは会社の規則に違反するかも知れません。そんな規則が無くても悪いことかも知れません。

 

何れにせよ、マイルは私用で使用しよう!(なんちゃって)。

 

例2-私用の場合

 

「パッケージツアーに参加」の場合には、特典航空券は使えません。そうするとマイル単価は、

「パッケージツアーに参加」
    vs
「特典航空券 + 宿泊や移動手段・食事等一部自分で準備」

というように対応する全体を比較して算出する必要があると思います。

 

が、このケースでは、

パッケージツアーの方は、新たにフライトマイルが貯まり、
一部自分で準備の方は、新たにフライトマイルは貯まらないが、ホテルのポイントが貯まる。

ということで、比較が難しいですね。

 

閑散期なら航空券も安いだろうし、近場もそこそこの値段だと思います。だとすると、直感的にはパッケージツアーよりも得するということは難しいな、きっと。

 

以上の通りであり、単純比較、つまり特典航空券に対応するマイルだけの価値を算出しても意味が無い場合もあります。

 

このように「見かけの価値」にどれほどの意味があるのか、正直なところよく分かりません。何と何とを比較すればいいのか考え方が難しいからです。

 

金額的換算だけでなく、所望の選択肢に使えるほど貯まっているかとか、予約が取れるか否かとかも考慮して判断した方がより良さそうです。

 

マイルの価値を評価する

 

実際のところ、

・1マイルの価値は使った時に決まる

・有効期限切れなどで使えなくなったらマイルの価値はもちろんゼロ

これが現実です。使ったときと、使えなくなったときに決まります。

つまり、マイルの価値は事後的に決まるということです。

 

マイルの価値が使ったときに決まるということは、未だ使われないマイルの価値はゼロと評価することもできそうです。

しかし、たくさんマイルが貯まっている状態と全く貯まっていない状態とでは、やはり貯まっている方に価値があると評価すべきです。

ただし、使いたい時に使えるものでもないし、使用に有効期限はあるし、お金と違って貯めていても利子が付くこともないし、どう評価すれば良いでしょうか?

 

少なくとも1,000マイル未満はゼロと評価すべきでしょう。使えないんですから…。あっ、ポイント交換なら使えるかな。でもまぁ、ここでは10,000マイル未満をゼロと勝手に評価してしまいます。そこから貯マイル数が増えるに従って、徐々に評価額を上げていきます。

 

しかし貯まり過ぎている場合、100万マイル200万マイルと増えていくと、使い切れない可能性が出てくるので価値が下がってくるでしょう。自分が使い切れないほど貯めると、逆に価値が下がってしまうんですね。

36ヶ月でそこまで貯められて、使える人なんているんでしょうか…いるんでしょうね。でも、全体から見れば極めて特殊な人でしょう。なので、評価額を考えるにあたっては、価値が下がっていくことは考えなくても良いでしょう。

 

ということは、自分が貯めているマイルの量(貯マイル数)と、どう使いたいか(UGや特典航空券など)によって評価を行うのが良さそうです。

 

なので、必要マイル数に係数を乗じて、見かけの価値に合うように評価してみました。そうすれば、少なくとも航空券代という時価は排除できます。

 

 

※ より厳密に評価するには…

「特典航空券の必要マイル数」と「有料搭乗の必要金額-空マイル評価額」とを比較すれば良いと思います。が、空マイルの貯まり方は人によって全く違うぢゃん。どうしよう…。取り敢えず無視することにしよう。

 

特典航空券

 

1人で旅行することって、あんまりないと思うんですよね。やはり、家族で一緒に行くことが多いでしょう。2人一緒に特典航空券取って旅行するにしても、1人は特典航空券+1人は実費で旅行するにしても、マイルを使いたい人1人当たりにどれくらいマイルが貯まっているかを考えた方が妥当ですよね。

 

ということで、そう考えた場合について以下に書きます。

 

1人当たりの貯まっているマイル数(貯マイル数/人)が30,000マイル以上の場合、どのクラスの特典航空券と交換したいかによって、以下の表から次のように計算することにする実際値と比較してもそれらしい値になります

  ・エコノミー:貯マイル数÷1,000×%円(但し30,000マイル/人 以上)

  ・ビジネス :貯マイル数÷1,000×%円(但し55,000マイル/人 以上)

  ・ファースト:貯マイル数÷1,000×15%円(但し80,000マイル/人 以上)

 

例えば、私 みふお の場合、ビジネスクラスで1マイル6.5円で利用できましたから、上の式を利用すると、

   85,000÷1,000×9%円 = 7.65円

となります。ちょっと乖離が大きいでしょうか?(118%)

アップグレードUG

 

1人当たりの貯まっているマイル数が18,000マイル以上の場合、ビジネスへのUGも、ファーストへのUGも、以下の表から次のように計算することにする実際値と比較してもそれらしい値になります

   貯マイル数÷1,000×7.5%円(但し18,000マイル/人 以上)

 

※ 以上は、行き先からアジアの漢字の都市を除外しているので注意して下さい。

厳密には行き先やシーズンをも加味しなければなりませんが、使えない評価式になってしまうので、上のもので十分だと思います。

どのくらい十分かというと、摂氏(℃)と華氏(゚F)の温度変換で、

  ℃ ≒ (゚F-30)÷2

として良いくらいの度合いだと勝手に思っています。

 正確には以下の通り。

  ℃ = (゚F-32)×5÷9

さて、ANAの特典航空券はなかなか取れないので、誠に勝手ながら評価額を半分にしてしまいましょう。

 

UGは、基の航空券が高いので、出張で利用する以外はあんまり現実の利用が無いんじゃないでしょうか。でも出張なら基となる航空券は必ず取れているし、特典航空券よりはUGし易いハズ。えいやっと評価額を2/3にしてしまいましょう。

 

そうすると、評価額の算出式は以下のようになります。 

  エコノミー:マイル数÷1,000×1.5%円(但し30,000マイル/人 以上)

  ビジネス :マイル数÷1,000×4.5%円(但し55,000マイル/人 以上)

  ファースト:マイル数÷1,000×7.5%円(但し80,000マイル/人 以上)

  UG   :マイル数÷1,000×5.0%円(但し18,000マイル/人 以上)

 

これと、30,000マイル以下の価値を組み合わせるとマイルの評価額(単価)、

つまりANA1マイルの価値は、1人当たり貯マイル数に応じて、

 

   10,000マイル未満    ゼロ

   10,000マイル以上    1.00円以下(ANAショッピングポイント)

   12,000マイル以上    1.50円以下(eクーポン)

   18,000マイル/人 以上 0.90円以下(UG)

   30,000マイル/人 以上 0.45円以下(エコノミー特典航空券)

   55,000マイル/人 以上 2.48円以下(ビジネス 特典航空券)

   80,000マイル/人 以上 6.00円以下(ファースト特典航空券)

 

となりました。下図の通りです

このままだと覚えにくいので、以下のように簡易化してしまいましょう。

#こちらに関しては図を作成していません。

 

   12,000マイル未満    ゼロ

   12,000マイル以上    1.5円以下(eクーポン)

   60,000マイル/人 以上 2.5円以下(ビジネス 特典航空券)

   90,000マイル/人 以上 6.0円以下(ファースト特典航空券)

 

この評価額は、あくまでも1人当たり貯マイル数の評価額ですから、

 1.実際に使う時、使った時の価値とは異なります。

 2.マイルを獲得する際のマイルの価値とも異なります。

 

特に2については、評価額が上がる前後での獲得マイルの価値は他の部分よりも大きくなるはずです。例えば、11,999マイルからの獲得マイル1マイルの価値は、12,000からの獲得マイル1マイルの価値よりもメチャクチャ大きいはずです。

この辺りで裏ワザが有効に働いてくれることもあり得ます。

 

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それにしても数値化って怖いですね。これを見ると、エコノミー特典航空券やUGを取ろうとあくせくするより、eクーポンなんかに交換しようとゆったり構えている方が良いようにも解釈できそうです。

また、エコノミーであれば、格安航空券もあるしパッケージツアーもあるし、

そういうのを利用すると考えている方が精神的負担も少なそうです。

 

ここで1つ提案。

ビジネスクラスやファーストクラスで特典航空券を取りたい場合、36ヶ月で55,000マイル/人 以上(欧米なら75,000マイル/人 以上)貯めるって難しくないですか? もし難しいなら、ANAダイナースカードを利用するという手があります。ポイントは無期限だし、実質的にマイルへの移行制限もありません。使う前にポイントをANAのマイルに移行すればいいだけです。

プロパーのダイナースやアメックスでも使う前にポイントを移行すれば同じようなことができますが、こちらは年間4万マイルまでの制限があります。

 

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